NESと太陽光発電ビジネス

架台メーカーから出発し、防振・防音システム、太陽電池モジュール架台『PV‐DyMO』(ピーブイ・ダイモ)など、「快適空間を創る」をテーマに事業を進めてきたネミーが、なぜ太陽光発電システムインテグレータとして名乗りを上げるに至ったのか。 その理由と意義について、ネミーエネルギーソリューションズの代表取締役社長 根上幸久が語ります。

なぜ太陽光発電なのか

  • 太陽光発電との出会い
    1966年、NESの親会社であるネミーは急速な高度成長期という時代の中で空調機の台頭を予見し、架台メーカーとして出発しました。
    建設ラッシュで業界が活況を呈する只中に身を置くと、ビジネスのヒントになる様々な情報が流れ込んできます。
    その一つが、振動の問題です。
    様々な機器が発生する不快な振動を防ぐため、取り組んだのが「防振システム」です。
    さらに、騒音の問題があります。
    都市における車の騒音や建設工事音、人口密度が高い中での生活音など、静かな環境を手に入れることを価値ととらえ、「防音システム」の開発と製品化にも着手してきました。
    これらの開発を通じて、「快適空間を創る」ことを使命とする事業ビジョンが見えてくる頃、一つの転機が訪れます。 1990年頃、まだ太陽電池という言葉が今ほど普及していなかった時代に、日本のある最大手家電メーカーから「太陽光モジュール用の架台」を依頼されます。
    それが、ネミーの太陽電池モジュール架台 PV-DyMO第1号となります。
    ただその時は、「特注品架台」の一つ、というとらえ方しかできませんでした。
  • 太陽電池業界に身を置く
    現社長・根上幸久が一営業マンとして入社した頃、ネミーの「架台」、「防振システム」、「防音システム」については、業界においてある程度知られる存在となっていました。 2000年頃、新たな事業を模索していた根上は、社内資料に残っていた「太陽電池モジュール架台」に目を見つけます。
    現在の太陽電池の活況を、社内の誰も予測だにしていませんでしたが、根上は遮二無二、この業界に入り込んでいきます。
    扱うモノは架台でしたが、当然のことながら「太陽電池」というものの特性を熟知していなければ、ニーズに応えられる製品を提供することはできません。
    • 製品知識、世界と日本の情勢、業界の構図など、情報の獲得
    • モジュールメーカー、パワーコンディショナなどの周辺機器メーカー、訪問販売会社、チャネルを持つ販売店など、様々な関連企業とのネットワークの構築
    10年近い経験を通じ、ネミーは太陽光発電ビジネスのノウハウを身に着けていきます。
    その一方で、いくつかの疑念に駆られるようになります。
  • 疑念1:誰のための太陽光発電システム?
    日本における太陽光発電システムの販売は、かつては専門の訪問販売が主流でしたが、現在は太陽電池モジュールメーカーが主導しています。
    各メーカーが代理店を募り、講習を強化し認定制度を設けて、販売力のあるチャネルづくりを進めています。
    けれど、ここで売られる太陽電池モジュールは、当然のことながら各社製。
    ユーザーは太陽電池モジュールを選ぶことができません。
    海外、とりわけ普及が急速に進んだドイツなどには、「太陽光発電システムインテグレータ」と呼ばれる、システム販売の専門家がいます。
    • ユーザー主体のシステムを構築して提供する
    • モジュールありきではなく、ユーザーの要望や設置環境ありき
    彼らの存在無くして欧州での普及はあり得なかったのではないか、と考える中で、ネミーは、「誰のため、何のための太陽光発電なのか」という、根幹の問題に行き着きます。
  • 疑念2:普及の鍵を握る代理店をどう位置づける?
    家電などの単体製品と異なり、太陽光発電システムには「設置・施工」が必要です。
    ユーザー毎の対応を可能にするためには、地域に拠点を持つことが求められます。
    つまり、ユーザーと直接向き合う代理店が普及の鍵を握ることになります。
    ところが、販売力・技術力が高くユーザーに責任を負える代理店を抱えたいがために、高額な供託金を課しているメーカーも少なからず存在します。
    また、販売ノウハウに強みを持たないメーカーが主導する場合、施工やアフターフォローについては代理店任せになることも多々あります。
    その結果、提供するサービスの質に格差が生じることも稀ではありません。
    これらのしわ寄せを被るのはユーザーです。
    普及を加速させ、ユーザーに最適なシステムを販売するには、
    • 「太陽光発電ビジネスに参入したい」と考える代理店を増やす
    • サービスの質を高め、均質化していく制度を構築する
    • システム販売会社とその代理店が一体となって、同じ目線でパートナーシップを築く
    この視点こそが大事で、ユーザー不在の代理店制度は普及どころかユーザー離れを生むのではないか。 ネミーが感じた疑念の2つ目です。
  • 疑念を解消するため、ネミーが手を上げる
    ネミーが販売してきたのは太陽電池モジュール架台に過ぎませんが、システムの一部とは言え、その架台を購入して活用してくださるのは「エンドユーザー」です。
    「ユーザー目線」の開発・販売を大切にしているネミーにとって、前述のような現状を歯がゆく思っていました。
    その想いは、業界におけるネットワークを構築していく中で、「ユーザー目線の太陽光発電システムインテグレータとして名乗りを上げる」ことはできないか、という夢に変わっていきました。
  • 架台メーカー、快適空間創造企業としての優位性
    太陽電池技術の結晶であるモジュールは、設置できてはじめて発電が可能になります。
    既存の屋根や屋上、外壁などに設置するためには、設置環境に応じた最適な架台と施工技術が不可欠です。
    架台メーカー歴40年、太陽電池モジュール架台歴10年のネミーは、そのスペシャリストです。また、太陽電池モジュール架台に限っても、既に全国100社以上の工務店・販売店とのネットワークを有しています。
    そのつながりをベースに、新たな代理店制度の構築を始めました。
    10年の経験で培った太陽電池モジュールや周辺機器メーカーとの絆により、ビジネスパートナーとしての提携も進んでいます。
  • 太陽光発電システムインテグレータを目指す
    太陽光発電システムは、まだまだ高価な買い物です。
    だからこそそのハードルを少しずつ下げていき、手の届くシステムにしたい。
    • 家電を選ぶように、ユーザーが納得して選べる製品群を用意し、最適のシステムをご提供する
    • 代理店と共にサポートを充実させ、その声をシステムに生かしていくしくみを構築する
    2009年11月、太陽光発電システムインテグレータのネミーエネルギーソリューションズ株式会社(NES)を立ち上げました。
    少しの背伸びで手に届く太陽光発電システムの構築に使命感を持っています。
    太陽光発電がより多くの方の身近なものとなるよう、NESは、お客様目線で、様々なサービスのご提供にチャレンジしてまいります。

    NESにどんなことでもお聞かせください。
    お寄せいただく一つひとつのお客様の声に向き合いながら、NESのシステムを進化させていきたいと思っております。

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  • 太陽光発電ビジネスの現状

NESと太陽光発電ビジネス

  • 太陽光発電との出会い
  • 太陽電池業界に身を置く
  • 疑念1:誰のための太陽光発電システム?
  • 疑念2:普及の鍵を握る代理店をどう位置づける?
  • 疑念を解消するため、ネミーが手を上げる
  • 架台メーカー、快適空間創造企業としての優位性
  • 太陽光発電システムインテグレータを目指す
  • エネガーデンの特長

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